銀行が貸してくれないのなら、それもよかったねと思おう

最近、経営破綻して、問題になった、「カボチャの馬車」
ショアハウスを作って、不動産収入を得ようという試みだった。

投資したメインバンクは、スルガ銀行

私は、10年以上前から、スルガ銀行がアパートローンなどの投資物件に積極的に乗り出していることを知っていた。

不動産に興味を持って始める人は、最初は、だれでも初心者である。
だから、投資する顧客の8割と言わず、9割は、不動産事情に疎い、しろうと集団であった。

金融と不動産は、密接に関係している。
これは、経験者でないと理解にづらいいだろう。

特殊事情もたくさん入っているが、金融と不動産の相関性、および、その怖さを体感できる作品として、「ナニワ金融道」の通読をお勧めしたい。
安い価格で、ウラの世界の「あるあるケース」を知ることができる。

話を戻すと、「カボチャの馬車」への投資は、バックについている銀行が貸してくれるのだから、大丈夫だろうと、胸をなで下ろした人も多かったのではないか。
そう推測する。

通常は、銀行の査定は厳しくて、銀行で融資できない物件は、オリックスやエスリードのような会社が扱い、信販会社にてローンを組む。
そのような会社は、通常の住宅ローンと比較して、金利が高く設定されていることが普通である。

スルガ銀行で融資してもらった人は、次のような安心感を得る。

1 銀行が保証するのだから、変な物件ではないだろう。
2 銀行だから、金利が高いわけはないだろう。

はい。
大間違いでした。

スルガ銀行の融資は、「ザル」であったことが、第三者委員会でも認定された。
スルガ銀行の金利が決して安くなかったことは、住宅ローンとの比較、および信販会社の金利との比較で調べられたはずである。

これも、顧客の大半が初心者であったことに起因する。

不動産投資をする人は、立地、市場価値、金利、社会情勢などを加味して実行するかどうか決めなければ危うい。

私自身も、昔、不動産投資で苦労した経験があるため、非常に神経を尖らせている。
そのため、直近の10年ほどの間、利益を出すことができた。
それは、知識と経験、タイミングを生かしてのことである。

楽をして、儲かるような、甘い話を人に勧める業者はいないことを肝に銘じよう。