2018年12月27日
専門店は、コンビニを怖がらないのか?

は、基本的にスープ好きの人間です。

ですから、昔から、味噌汁が好きでした。
コーンポタージュスープもコンソメスープも好き。
最近は、ニンジン、ゴボウ、ブロッコリーなどのポタージュスープも出てきます。

昔は、何でも大好きでしたが、大人になると、さすがに、「まずいスープ」が存在することに気づきます
基本的に安価な品に多いですが、値段が高くても口に合わないことがあります。

今から10年以上前、東京の御茶ノ水に行った時、スープの店があることに気づきました。
安い値段ではありませんが、高級店のようにお金がかかるわけでもありません。
そのため、一度、テイストしてみることにしました。

メニューを選び、出来たら、カウンターテーブルのある椅子に座って食べるという、ファーストフード店と変わらぬ形態でした。

その店では、オマール海老のビスクというスープを主力商品としているように思われました。
スープの店だけあって、その他のメニューも豊富です。
ただ、実際に食べたところ、あまり評価の高い印象を持つことができませんでした。
その後、その店は、店舗を拡大して、多店舗化だけでなく、冷凍品を販売するという方法もとりました。

地元の百貨店では、昨年、そのお店が、「うまいもの市」に名を連ねていました。
催しだけあて、随分、高い値段で販売されていましたので、到底買う気になれませんでした。
ところが、同じ百貨店のデパ地下売り場では、まったく同じお店の品が、半額少々で出されていることを発見したので、そちらで購入いたしました。

その縁で、再び食べた感想としては、
「まずいことはないが、うまいこともない」
というものでした。

安ければ買い置きしてもいいが、値が張るので、そうそう買う品ではないと、結論づけました。

さて、その店の主力商品である、オマール海老のビスクは、材料費が高くて、手間もかかるため、通常は、高級フレンチでしか提供しない一品のようです。
それを1000円くらいの手軽な値段に下げて、販売しているのはすごいことです。
ファンも多くいるようで、提供しているお店が発行しているレシピ通りに作っても、濃厚さを出すことができなかったという実録記事があります。

ただ、私自身は、スープが濃厚であっても、その分、くさみがありますので、加点ー原点で、いかがなものと思っていました。
スープ1杯が1000円近いという値段の高さを考えると、素直によいものと考えることができませんでした。

さて、そうした経緯があって、本日のクリスマスイブにたまたま、コンビニに足を運ぶことになりました。

そして、そこで、オマール海老のビスクを見つけました
値段は、税込みで350円です。
瞬間的には、コンビニにしては高いと感じましたが、スープの店のことを思い出したので、思い切って1つ買ってみました。

レンジで温めて食べました。
口にした印象では、「食べやすい」という感想。
濃厚さでは、負けると思われるが、その分、くさみも感じずに食することができました。
なにせ、350円という値段は、圧倒的に庶民的です。

コンビニが本気になれば、専門店より安くてうまいものを提供できることがあるという、一例だと感じました。

専門店は、これに恐怖しないのでしょうか?