2019年10月3日
国家って、何?

世界に国は、130ヶ国以上存在する。

領土があって、人がいて、主権を持っている場合に国家という。
国家は、通常、憲法を持ち、自国民だけでなく、他国にも主張している。

大航海時代を経て、帝国主義時代になると、力のある国は、他国を植民地とした。

スペイン、ポルトガル、イギリスは、多くの国を植民地化した。
今でも、その痕跡は残っている。

例えば、南米では、スペインが多くの国を植民地としたため、スペイン語がよく使用される。

一方、同じ南米でもブラジルは、ポルトガルが占領したため、ポルトガル語が公用語となり、スペイン語は、ほとんど通じないらしい。
先住民の言葉より、後で支配した国の言葉が今でも公式の言語とは恐れ入る。

さて、植民地では、その国が、支配国に属することになり、国家という呈を為さない。
まず、「主権がない」という問題は、致命的なことだ。

アジアに関しては、敗戦後にGHQに占領された日本を除けば、すべての国が植民地化されていたと言っていい。

第二次世界大戦で日本は、フィリピンを占領したが、今では親日国となっている。
中国、北朝鮮、韓国を除けば、概ね、アジアに親日国は多い。

日本は、戦争という間違いを犯したけれど、欧米諸国の支配から解放されたことにより、日本に憎悪を抱く国は少ない。
 

さて、本題に戻って、国家とは何か?

がっかりさせて申しわけないが、明確な定義がない。

世界の他の国が、国家と認めてくれる国が国家という他はない。
従って、国家というべきがどうか、定義しがたい国がいくつかある。

日本に近い場所としては、「台湾」がそれにあたる。

中国は、台湾を同一国家として、主張している。
トランプ氏が、別の国と発言した時にも、物申した。
弱小国なら、恫喝していることだろう。

最近、太平洋の島国である、キルギスが、台湾と断交して、中国と国交を結んだ。
これまで、台湾はキルギスに援助をしてきたけれど、中国は、金に物を言わせて、台湾を孤立化させようとした。

人や国家は、かくも金に弱いのか!

現在、台湾と国交を結んでいる国は、15ヶ国のみにとどまる。
これでは、世界的にみて、台湾は、独立国家として、十分に認識されていないことになる。

国もさることながら、領土問題となると、さらに不明な場所が多くなる。
日本で言えば、竹島や尖閣諸島が相当する。

アメリカは、竹島を日本固有の領土と認識している。
しかし、韓国の意識は異なる。
韓国に竹島を実行支配されている状況に危惧を覚える。
 

不利な日米通商条約は、日本にどう影響を与えたか?

1853年にペリーが率いる黒船が来航した。
それにより、日本は、多いに動揺した。

「泰平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も眠れず」

という諧謔(かいぎゃく)の歌が詠まれた。
日本にとって、衝撃的であったことが事実だろう。

日本は、清国をも制覇した、欧米諸国の対し、恐怖を覚えた。
当時の日本は、清(当時の中国)のかなうはずがないと考えていた。
その清国を打ちのめした勢力に畏怖したことだろう。

そのため、1年後には、 日弁和親条約を締結するに至った。

その後の条約は、日本にとって不利な条約であるため、悪とされた。
しかし、現在では、その解釈が変化している。

ペリーは、日本が、かなり正確な日本地図(伊能忠敬が作成したもの)を有しており、想定より高い技術力を有していることに驚いたという。

ペリーは、有利な条約を締結したものの、日本に戦争をしかけることも侵略することもなかった。

この歴史的事実が、日本を「独立国」として、世界に承認することになったと考えた場合、争って、植民地化されるより有利だったと解釈される。

これにより、日本は、重商帝国時代に植民地化されることを回避することができた。

 
毛沢東も不平等条約を受け入れた

国家が承認されるためには、他国から承認されなければならない。

そういう意味で、現在の中華人民共和国が成立するために、毛沢東は、不平等条約を受け入れた。

それを甘受することで、世界から独立国家として、認められることを選択した。

それが、国家が成立するための必要条件だと捉えたのだろう。

辛抱のいることだが、それが功を奏した。

その後の中国での人民への扱いについては、別物である。

中国のインターネットでは、「天安門事件」という言葉は、検索しても出てこないようになっている。

また、今年は、その天安門事件から30年にあたるが、当時の年代の1989という年代を検索しても出てこないように統制している。

中国も北朝鮮もインターネットの世界で、都合の悪いことが入らないよう、もれないようにバリアを設けている。

アメリカが中国を優遇してきたのは、金のなる木への期待だけではない。
経済と文化が成熟したら、いずれ民主化すると考えていた。

前のオバマ政権になってから、中国への懸念が強くなってきた。
覇権国家と追尾国との争いになっている。

さらに、現在の文政権の支持が高まり、軌道に乗ると、北朝鮮主導の南北統一がなされるかもしれない。
ベトナムでは、腐敗した南の政権よりも社会主義を選択した。

長い年月でみた時、国家の勃興と消滅がかなり存在していることが確認されている。