すぐにやることの大切さ

 以前、後輩から、患者さんの家族から、後見人制度を利用しようかと思うが、費用はどのくらいかかるのだろうかと聞かれて回答できなかったという話を耳にしました。
 もし、知っていたら、教えてほしいと尋ねられました。

 その時、自分の中では20万円くらいかという想定があったのですが、分からないので、その旨を伝えました。

 それからしばらくして、後輩は後見人制度について書かれた書籍を持ってきて、そこに費用は10万円から15万円と書かれてあるという記述を見せてくれました。
 しかし、裁判所から医師に支払う鑑定書が7万円くらいかかるので、全部合わせると、その金額でおさまるのかどうか分からりませんでした。

 それで、裁判所に聞いてみようという話になってすぐに電話しようかと思いましたが、あいにく夕方の5時をすぎていました。
 それで、「裁判所は役所なので5時までだよな」
「そうだよな」ということで一旦、後日確認することにしました。

 しかし、それでは結局はやらないという成功できない人で終わりそうな気がして、ダメで元々と意を決し、タウンページで家庭裁判所の電話番号を調べてかけてみました。
 すると、女性の受付の人が出て、どういう用件かを尋ねてこられたので、後見人制度について知りたいことがあるという旨を伝えました。
 その後、女性は、「係の者がいるかどうか分かりませんが、つないでみます」と取り次いでくれました。
 そして、少しして、担当と思われる男性が応対に出て下さいました。

 そこで費用のことを尋ねると、概ね10万円くらいで、それに後見人に登録されていない登記を確認するための手続きに要する印紙代、切手代、その他書類に必要なものを合わせた数千円から1万円が上乗せされ、合計で11万円くらいになるのではないかという回答が得られました。

 その中に、医師による鑑定料も含まれているため、申請の最初から通るまでの合計金額が10万円から12万円になる程度が普通だと言われました。
 ただし(鑑定書は普通主治医が書くのが通例ですが)、何かしらの事情でできないで主治医の医師に鑑定を依頼すると、余計に手間と労力がかかる分、費用に上乗せがかかり、もう数万年高くなるだろうと付け加えて教えてくれました。

 ある方の本に書いてあった、「行動すれば次の現実」という言葉は本当だったんだと感動しました。
 すぐにやめる、あるいは諦めていると、凡人にしかなれないのだと痛感しました。