2022年1月5日
ケーキと同等のパン

クリスマスの後、新しいパンケーキが出現した。

「まるごと苺」と命名されている。

このパンを買って食べたら、大変おいしかった。
さらに、とてもお得だということを発見してしまった。
思わず、一度に4つ買ってしまいました。

このパンの何がいいのか?

表面にやわらかいスポンジの層が見える。
それから、実際に食べてみて分かることだけど、そのスポンジの中に満足のいく量の生クリームがサンドされている。
そして、1本のパンに4つのまるごと生いちごが挟み込まれている。

これ、実際に食べてみたらわかるんだよね。

イチゴショートケーキの変形版であるということが。
普通、イチゴショートは、上にイチゴが1つ乗っている。
その下には、生クリーム。
そして、土台はスポンジケーキ。

このパンは、中からイチゴ、クリーム、スポンジと反対の構成になっている。

だから、パンのコーナーにおかれているものの、実質、イチゴショートと同じ味覚を醸し出している。
値段は200円台で、イチゴが4つもあるのだから、ケーキとしては、破格の価格となる。

クリスマスケーキを堪能した後なのだが、このパンに分類される実質ケーキを楽しむことができたわい。

あまりにお得でおいしいので、年明け、求めに訊ねてみると、その存在を確認できなかったんですよ、残念なことに。

たまたま見つからなかっただけで、今後、定番として登場すればありがたい。
でも、そうはならないような気がしている。

この特別なパンは、クリスマスケーキ用に入手した素材が余ったために、その処分品として作られたのではないかと推測している。

単科の高いクリスマスケーキを売り切って、安いパンで材料を使いきって、消費者の満足を買う方が理にかなっている。

20年前は、1日遅れの売れ残りのクリスマスケーキを安く買って食べる方が得だった。
それを、ケーキを売り切って、素材を安くさばくという手法に転換したように思える。

セブンは、なかなかの知恵者である。
消費者がつい手を伸ばしてしまう心理行動を読んでいる。

セブンで買い物をして破産したという話は聞かないけれど、消費者の小金をサイフから取り出す猛者とみている。