体験の魅力

勤務医の時、ディズニーランドに行こうと思い立ちました。
しかし、ちょうど、私たちが出発する予定の日に、後輩が東京に行く用事があることを知りました。
5人態勢の診療で、2人休みが重なると、他の人の労働がきついので、後輩の行く日をずらすか、自分の行く日をずらそうかと思いました。

自分の行くのを半日遅らせば、解決する問題でしょう。
 あるいは、金銭的な代償を支払う方法もあります。
 そのために払うのは飛行機代の3万円。

 ということは、これは時間の問題のようにみえて、実はお金の問題であったのかもしれません。
 滞在日に水木金という日程を選んだのは、お金が安いからで、値段の高い土日を中心に選べば、ランドに行けます。
 その場合の障害は、お金が高いことです。
 これも結局はお金の問題だと知りました。

 一方、子どもに川とディズニーランドのどちらに行きたいかを尋ねると、川に行きたいと言います。
 何度も尋ねましたが、返事は揺るぎないものでした。

 お金を使って得るバーチャルな体験よりも、体で感じる体験の方がずっと刺激的でおもしろいものです。

 金持ちになって、大きな家に住んで大スクリーンで好きな映画をひとりで観て、どれくらいおもしろいでしょうか?
 狭い家でも好きな人と共にくつろぐ時間に劣ります。

 食べ物がなければ豊かだとは思えないでしょうが、今の日本では、様々な楽しみ方があります。
 インドの人の方が幸せなのかもしれません。