2016年6月16日
うまいもの市は、デパートのドル箱

ある日、夕食に特別な用意がなく、外に食べに出かけることにした。
子どもは、自分でそうめんを作って食べた後、寝ているため、嫁と二人で出かけた。

行きつけの店を思い浮かべたが、中華料理は、二人では高くつくと思ったので、とんかつ屋に行こうかと思った。
その時、嫁が近くのデパートで何か、催しをしていないかと訊ねたから、すぐにネットで調べたら、ちょうど、「うまいもの市」が始まったところであった。

催事場を歩いて、イートインコーナーへ。
どうも、ラーメン屋は、前に食べたことのある店みたい。
それで、日本そばにしてみた。
天ぷらはうまくないことが分かっていたので、単純に一番安い、そばだけにした。
単品ではいくらかもお腹に入った気がしないため、大盛りにしてもらい、1人1,000円弱。2人で2,000円。
食べたすぐ後、とんかつの店で残りを安くセット販売していた3つのパックの内、2つを持ち帰る。
それから、鯖寿司を1つ注文した。
そして、最後に京都のお菓子やで出している、抹茶ソフトを2つ注文して食べた。

あまり買わないようにしたつもりだったが、買い物金額は、6,000円を超えていた。
最初から、ちょっと高いかもと思う行きつけの店に行けばよかった。
うまいもの市にしても、北海道展にしても、これでやられる。

先日、ニュースでやっていたが、デパートで北海道展を行うと、2億円くらい儲かるので、年に2回やっているのを3回にしたという話だった。
近くのデパートでも2週間を3週間に延長してみたり、多くなったという印象はあった。
それでも、食べ物で特別なものが出ると、人出が多くなって、賑わいが出る。

たまには、いいこともある。
北海道で行きたい店があるが、ラーメンを食べに行くだけに行くのは、あまりにも不経済だと思う。
そんな折り、名前を知っている店が出店してくれると、旅費や時間の節約になって助かる。
デパートのイートインで少し値段が上乗せされているのも、そういう場合には仕方がないと思う。
そこまで食べに行く料金よりもはるかに安いから。

そういう興味のあるもの以外は、概ね、お店に踊らされているのかなと思う。