2013年7月20日
お茶をほめる

12年間、ANAの客室乗務員として勤務されておられた、松澤萬紀さんという方がおられます。

この方が、CS(お客様満足)コンサルタントになって間もない頃、
講師派遣会社(研修会社)の面接にエントリーしました。

松澤さんは、新人で経験が浅いにもかかわらず、
300人を超える人の中から一人だけ選抜されました。

マナー講師に求められるのは、経験と実績です。
ところが、松澤さんは当時講師になったばかりでした。

どうして、経験の浅い松澤さんが採用されたのでしょうか?

後日、面接官に理由をうかがったそうです。
その理由は、彼女にとっても意外なものでした。
一体、何をしたのでしょう?

面接官の理由は、松澤さんだけが、スタッフが出してくださった
「お茶をほめたから」だそうです。

面接を終えたとき、「今日はお時間を割いていただき、ありがとうございました」
とお礼をする講師はたくさんいます。
でも、それでは当たり前すぎて印象に残らないのです。

帰り際に、「お茶ごちそうさまでした。とてもおいしかったです」と、
気遣いのプラスアルファの一言を付け加えたのは、松澤さんだけでした。

面接官は、お茶を出したときから、「応募者の反応を見ていた」のです。

ちょっと、本気になれば誰にでもできること。
しかし、誰にもできなかったから、人と違ったのです。