旅が終わると、また次の旅をしたくなる。
でも、旅をするためには、3つの条件は不可欠。
それを備えるのも、また存外難しいものだ。
1 旅行をするお金があること
2 旅行をする時間があること
3 旅行をする体力があること
1と2は、両方ないか、どちらか欠けることが多い。
両方そろっても、高齢で行けなくなるかもしれない。
そこそこ旅をした気になっているけど、まだ、初心者から脱していない。
日本だけで見ても、旅するところが山ほどある。
一時は、すべての世界遺産を回るには、どのくらい旅をしないといけないかと考えたこともある。
1つの旅行で、7つ以上世界遺産を回るということはありえる。
でも、取り残しがある。
それをすべて回るのは、ツアーでも不可能。
加えて、新規の世界遺産の登録に至っては、絶望的な気になる。
日本の世界遺産でも、死ぬまでにすべて回ることができないかもしれない。
旅をして、写真をとったり、紀行文を書いたりして食っているライターは、しあわせな類いかもしれない。
いつも思うが、旅行の添乗員は、しんどい目をしながら薄給である。
能力が高く、多くのトラブルを処理している割に恵まれない。
唯一の救いは、旅ができること。
添乗員は、すぐにつとまらない人と、辞めることのできない人に選別されるらしい。