2015年9月23日
昔、食べ歩いたラーメン屋を食べ歩く

今回、昔住んでいた地に赴いたこともあり、以前よく通っていたラーメン屋にいくつか行った。
当時は、うまいと思って足繁く通っていた店である。

その味巡りをしながら驚きを隠せなかった。

以前、自分が食べたラーメンでもベスト10に入ると思ったラーメン屋の味が、「こんなものだったのか」という感想となったことである。
その内の1軒は、作り手が世代交代をして、味が落ちたという話を聞いた。だから、昔は今回食べたものよりはおいしかった可能性はある。
しかし、麺の食感、しなちくの出来、スープの具合、チャーシューの出来、すべてが異なるように感じて仕方がない。
残念、見切った。
いや、もうこれ以上行く必要がなくなったから逆に未練がなくなり助かったか。

別の1軒は、そこそこ旨いが、以前はもっと繊細なやさしい味だと思った。
今回提供されたものは、ある程度のうま味はあるが、それをかき乱す雑味が入っていたことが気になった。

別の1軒は、昔ながらの味という気がした。
そして、旨みも出ていて、これならまた食べに来る価値があると思われた。

もう1軒、別の店は同じ味のような気がするが、それほどおいしく感じなかったので、これは自分の基準が高くなったのだろうと感じた。

不思議なものである。
ラーメンも進化していて、10年前に旨いと絶賛された人気店が進化についていけなくて、失墜することがよくある。
味に飽きたのか、取り残されたのかは分からない。
一方、昔ながらのものでも支持されている老舗もある。
その違いが何であるのか、私には説明できない。

ただ、作り手によって変わるものと変わらぬものがあること。
個人的な好みで変わるものと変わらぬものがあること。
その双方の趣向で、異なって感じることが多いようである。