2017年5月14日
繊細な日本人の技

和食はすごいと思っていたら、次第に世界でもそのよさが認知されてくるようになった。
ミシュランガイドの星付きの鮨屋には、外国人客がいるものです。
天ぷらでも結構みます。

和食での昆布やかつおを使った、「だし」という発想がすごい。
「しょうゆ」というソースもフランスの料理店においている店が増えています。
昔は、フランス料理に醤油は禁じ手だったけれど、今はそうじゃないみたいですね。

アートの世界でもすごいですね。
はさみ1本で作り出す切り絵は、繊細な描画と見まがうほどのできばえ。
これがすべて1枚の紙から切り出され、すべてがつながっているというもの驚きます。
木彫り彫刻のリアルさもすごいですね。
3ヶ月の製作期間をかけて、1点300万円らしいです。
これも、1枚の木材からくり抜いたものとは思えません。

漆塗り、箸、着物などの伝統工芸もすごい域にあるでしょう。
しかし、それで金持ちになるどころか、食っていくことが難しいという現実が職人の減少に拍車をかけていることが悲しい事実です。

今後、日本人の人口が減少していくことは統計的に明らかです。
また、機械やロボットに職を奪われることも増えるでしょう。
電子マネーの決済が発展していくと、レジ打ちの人が必要なくなります。
もう、これはすでに現実に実験店舗が存在しています。
昔のコンビニのように、こういう形態の支払いがある時点から爆発的に増えていくのかもしれません。

人が減っても仕事が減り、人にしかできない仕事が認められたら、日本は、おもしろい国になるかもしれません。
日本のガラパゴス化が、逆に生き残る道となるかもしれません。