2017年4月20日
脳細胞は、睡眠不足になると、アポトーシスを起こす

いろんなところで気になる睡眠障害。
看護師や変則勤務をしている人で睡眠の悩みを持っている人は多い。
そして、割合多くの人が睡眠薬を飲んでいる。

看護師さんは、医療現場にいるので、睡眠薬の処方を頼みやすい。
市販でなく、病院でもらう睡眠薬は、医師の処方箋なしに手に入れることはできない。
時に売買する人がいるが、これは犯罪だ。
警察に見つかると検挙されるから、しない方がいい。
実際、1回行って執行猶予付の判決がでたが、再犯して、実刑となった人もいる。
たかが睡眠薬と甘く見ない方がいい。

睡眠薬というと、怖い感情、止められない感情を持つ人も多い。
実際、睡眠がうまくとれないので、継続している人も結構おられる。
また、睡眠薬を服用すると、幾分、認知機能が低下すると言われている。

では、睡眠薬は絶対悪なのか?

服用しなくていい人は飲まない方がいい。
しかし、それ以上に危険なデータがある。

睡眠不足に陥ると、脳神経細胞がアポトーシスに陥るのだ。
アポトーシスというと専門用語で分かりにくいので、平たく言うと、細胞が自ら消滅する自然死を選ぶのだ。
例えば、人間の手に5本の指があるのは、アポトーシスのおかげである。
グローブのような手から、間の細胞が抜け落ちることによって、指間ができて、指が出来る。

また、赤ちゃんは、多くの神経細胞を持っているが、使わない細胞は、小児期に間引きされていく。
実際、森の木でも好きなように生え放題だと環境によくないことが多い。
いらない枝を間引きすることで、よりよい育成に役に立つ。
だから、絶対音感を身につけるには、小学校前の年齢でなければならない。
このようなことが、自然界で普通に起こっている。

睡眠不足で脳神経細胞がアポトーシスになるということは脳細胞が死んでしまうということである。
だから、睡眠薬を服用することで、脳の機能障害が多少起こることはありうるが、重度の睡眠不足を放置しておくと、脳の機能が著しく落ちることがある。
実際、私はそういう患者さんを多くみてきた。

週刊誌で飲んではいけない薬を袋とじで売っているものもあるらしいが、どのくらいの根拠に基づいているのか。
そして、それによって、損害を被る人の保障ができるのか。

睡眠薬は飲まないにこしたことはない。
しかし、思考は、決めつけずに、柔軟に利益と損失を考える方がいい。