2015年12月8日
腹式呼吸だと会話もはずむ

腹筋を使い、胸郭を響かせる腹式呼吸。
人も、本来、赤ちゃんの時は、腹式呼吸だったようだが、成長するにつれて、胸式呼吸になっていくのが通例。

ちなみに、赤ちゃんの声が耳障りなのは、小さくても腹式で大きな鳴き声を出していることと、人の耳に聞こえやすい周波数帯の声域を持っていることによる。
この仕組みを本能で持っていることにより、親や周囲の人に自分への注意を払ってもらうことで、生存確率を高めている。
だから、車の中に赤ちゃんを置いて、パチンコをするというような行為は、遺伝子に組み込まれた子どもの生存への執着と一切結びつかないので、決してしてはならない。

さて、歌を歌う時、はっきりと声量が違う人は腹式呼吸をしている。
まず、そう思って間違いない。
オペラ歌手でなくとも、素人よりは、腹式になっている。

この呼吸法は、歌だけでなく、あらゆる発声に生かすことができる。
例えば、声優の声。
ナレーターの声。

試しにやってみると、分かるけれど、ナレーションをまねすることは難しい。
声優の声の張りを再現することも難しい。
少し大げさと思うくらいの声のトーンと口の動きを不自然にならないように駆使している。

昔の水戸黄門のナレーションをしていた芥川龍之介の子どもさん(と言っても、もう高齢で他界されたが)のナレーションも、味があって、再現が難しい。
いもとあやこのレポーターをする人の声も、普通ではない。

アニメ歌手の子門真人の声をまねしようとして、「泳げたい焼きくん」や「ガッチャマンの歌」を歌を歌っても、似て非なるものとなる。

歌手ではないが、麒麟の川島さんのような声は、なかなか出すことができない。

腹式呼吸をある程度習得しても、そうそう人に分かるレベルになることはできないけれど、密かに会話に応用することができる。

声を大きくすることもできるし、逆にひそひそ話をはっきり聞き取れるように伝えることもできる。
歌うように会話すれば、相手の気を引くこともでき、同じことを言っても、説得力が増す。

自分の子が勉強に興味なく、行わないなら、少しの時間を割いて、腹式呼吸のトレーニングをすることを勧めたい。
今、家庭教師を減らして、そちらを習うべく調整中である。