2019年9月8日
久しぶりに早めに診療が終わった

最近、診療時間の延長が続いている。
最後の新患が入らない状態でも、職員の勤務時間帯の目安を超えてしまった。

昨日の土曜日は、久しぶりに、受付時間の1時間半後の終了することができた。

私も、「早く帰る日」というものを設定しないとつぶれてしまう。

最近の傾向として、診療時間が長くなったのは、前より、より丁寧に話を聞いていることと、新患の受け入れを増やしたことによる。

しかしながら、それが自分の首を絞めることになり、「自分自身が、休職するかどうか」という事態にまで及んでしまった。

最近では、会社員でも自分が休むと他の人に迷惑になるから、休むことができない。
あるいは、辞められないという話を聞く。

私の場合は、どうだろう。
通院している方に多大な迷惑をかけてしまうだろう。
薬を飲むことが悪だと思っている人もいると思うが、現実、薬がないと日常生活に支障のある方が多い。

睡眠がとれないと、仕事にならず、休業や経済問題に発展する場合もある。
病気によっては、心理療法より、確実な内服薬が必要な場合もある。

だから、私自身は、自分が嘔吐している状態にありながらも、点滴治療をしながら、診療を行っている。

そういう覚悟までしていた矢先、自分を助けるために、人を踏み台にする患者に出会って、プッツンと使命感の意思が切れてしまった。

ある程度は、自分のことは自分でやってもらおうと方針を変更した。
特に、労務問題に関することである。
しかも、すぐに入ってきて、過大な要求を求める方に注意している。

それでも、診療以外に面倒な書類が増えている。
ヘトヘトになったところに、むち打つ仕打ちがやってくる。

特に、紹介状(診療情報提供書)の扱いは、何とかならないものかと苦悩している。
作成しても次から次へと入ってくる。

以前は、もっと少なかったのだが、最近の流行であろうか?

1日に2件くらいの依頼がある。
これが、私のメンタルにとどめを刺す。

このままでは持たないから、10月の消費税増税に伴い、診断書の料金改定を行うことにした。

患者さんに料金の負担をかけたくないが、こちらも身が持たない。
お金がほしいわけではなく、過度な労力を減らしたい。

これから、医療機関は、仕事が増えながら、貧しくなっていくのだろうか?

今、自分は分岐点に立っている。