2019年11月11日
常連のひいきについて

人って、一度安心したところにまた、向かいたくなるものだろうか?

例えば飲食店では、常連がいることが多い。
高級店しかり、大衆店もしかりである。

昭和の雰囲気を醸し出して、いつ終わっても不思議がなさそうな店にも常連が存在することが多い。

これは、普通のことなのだろうか?

考えてみれば、常連が存在しない店は廃業を余儀なくされる。
これは、自分が常連になった店でもみてきた傾向だ。

だから、店は、常連を大切にする。

一般客では予約がとれない店でも、常連だったら、予約がとれるということがある。

東京にあるミシュランガイド三つ星の店では、常連さんが、来店した時に、次の予約を抑えているため、新規の人の予約がとれないことも多い。

反対から言えば、「さいとう」という東京の鮨屋の人は言うには、常連さんで埋まらないで、新規の客から電話がかかってとるようだと「負け」だと言ったという実話がある。

それくらい、予約に命をかけている店も多い。

私が住んでいる街で、ミシュランガイドに掲載されている鮨屋が3つある。
その内、2つは、ポケットコンシェルジュという予約サイトで予約をとることができる。
しかし、1店だけは、確定予約ではなく、ウエイティングリストに登録できるだけである。
つまり、予約が一杯で、キャンセルが出た時のみ受け入れるという意味になる。

不思議なことに、その店も、個人だと予約が困難だけど、個室を利用したコースの団体だと、2週間前でもすんなり予約がとれた。

私は、近い内に同じお店に通ったため、同じメニューを食べることになった。
でも、前とは違った状況になった。

間をあけず通ったため、直接、女将さんに個人客としての予約を聞くことができた。
こういう直接のコンタクトがあったため、女将さんは2人入店することのできる候補日をリストにあげてくれた。

それをみて、直接電話して予約をとることができた。

インターネットが大きく集客にかかわっている店も多くある。

一方、人対人としての交流が大切な場合も多く存在している。