2019年12月1日
愛犬は、マンションには住めない

気にはしていたが、犬の鳴き声に注意という紙が入っていた。
管理会社が作成したもので、個人的な文書ではないが、おそらくうちのことを指しているのだろう。

数日前の出勤で、男性が出てきて、「犬を飼ってます?」と聞かれたので、「はい」と返答した。

その後の文書なので、間違いないだろう。

うちの犬は、窓から外の景色をみるのが好きで、よく居座っていた。
しかし、その内、人がいると嫌がり、吠えるようになった。

しかも、私たちが仕事に出かけている昼間に寝ているものだから、昼夜逆転となっている。
そのため、夜間帯に吠えることがある。

その頃、賃貸マンションに泊まり、戻って来ないこともあったから、そうした日は抑制がきかなかった可能性がある。

遮音性の高いマンションだから大丈夫かと思っていた。
しかし、窓際で吠えるものだから、より音が伝わりやすいのだろう。

やはり、集合住宅に住むのは難しい。

その時点で、あと1ヶ月くらい経つと、引っ越しの予定である。
そこまで、毎日帰って、注意しておかなければならない。

犬がいるから、家がいるということまでは、想定していなかった。

多くの人は、家を買う時、ウキウキすると思う。
私は、ゆううつな気分になる。

ほしくない家を大きな借金をして、購入しないといけないから。

愛犬をこのまま放置して、近所に迷惑をかけることは慎まなければならない。

観察していると、愛犬が一番吠えることが多いのは、ガラス窓から外を見ている時だと感じた。
だから、外が見えない状況にすれば、ワンコも落ち着くのではなかろうかと考えた。

1つの案として、
窓の株一面をシートか何かで覆うことである。

外の景色が見えないため、外部を警戒する必要がない。
これまで、外を見ていて、「フゴフゴ」お腹を鳴らした後、ワンワンと吠えることが多かった。
だから、外部状況を遮断してみることに意義はある。

今は、覆うシートがないため、柵、クッションボール、ゲージなどを配置して、カーテンの内側に入れないようにした。
同時に、カーテンに入ると、よくないという教育も行った。

1日限りでみている時は、窓際に行くことがなくなり、効果があったことを確認した。
ただし、頭のよい犬なので、今後。抜け道を探す可能性はある。

しかし、その日はたまたま夕食を外部の料理旅館でとることにしていたため、夜間の外出になった。
7時の予約なので、6時半頃に出発した。

「親」が外出する際、予め察知した愛犬は、キュンキュンと反応した。
そして、外に出た時、ワンワンと吠えていたようだった。

食事は、和食の懐石料理で、飲食に2時間半くらいの時間がかかった。
帰宅すると、午後10時くらいになっていた。

帰って、ドアの鍵を開けると、やや送れて愛犬が姿を見せた。
その時は、吠えてはいなかった。

深夜の鳴き声の騒音は免れたかと思い、多少、安堵した。
また、窓をみれないいくつかの方策により、これまで頻繁に出向いていた行動を抑制できたように思う。

引っ越しまで、後、半月くらいになってきた。
それまで、愛犬がもたらす迷惑を食い止めないといけない。
最近、愛犬を置いて、勤務地に近い賃貸マンションに宿泊したことも災いしたと思う。

後、少しの辛抱だ。