2019年5月11日
時間を増やさないと診察しきれない

日によっては、ゆとりのある時もあるが、最近、忙しくなってきました。
職員が対応できない理由で、新規患者の受け入れを絞っていましたが、最近、慣れてきたので、ある程度入れるようにしました。
新規患者さんは、どうしても時間を要するので、診察終了時間が遅くなりました。

すでにかかっている家族の方で、どうしても診てほしいと言われるケースなどもあり、予定以上に時間がずれることがあります。

元々、目一杯予定を組んでいますので、最後に診察させていただいています。

終了時間は、保健所に登録している受付時間より2時間遅くなります。
土曜日は、元々、2時間以上終了が遅くなることが頻繁にあるため、常勤の勤務時間を診察終了予定時間より2時間半、よけいにとっています。
しかし、平日は、その差が1時間半しかないため、残業してもらわないといけないことがあります。

働き方改革としては、望ましくないことです。
小さい子どもさんのおられるお家では、勤務が遅くなるのは、家庭に差し支えます。
今後、終了時間が遅くてもいい人を雇い入れなくてはならないかもしれません。

診療時間をより延ばせば、患者さんのニーズに応えやすくなります。
最近、診療時間が延びてもいい、たまには、日曜日にも診察するか思うようになりました。

一方、懸念される問題がいくつも出てきます。

・職員の労働時間の問題
・調剤薬局の労働の問題
・私自身の体力が持つかどうか

一時的にやっていけても、続けていけない、あるいは、急に体調が悪くなって休むようでは、意味がありません。
日曜日も診察したとすると、休養をとることができなくなり、私自身の体調悪化だけでなく、メンタルヘルスにも悪影響を及ぼしかねます。
毎日が快調なわけではなく、しんどい朝もあるため、慎重に考えないといけません。

普段、昼食抜きで、診察しているため、1日の診療が終わると、お腹が空いてたまらないはずです。
しかし、現実には、食事よりも脳の疲れの方が著しく、より睡眠を欲します。
私は、マーズローの5段階の欲求の内の下から2番目の生理的欲求(食欲、睡眠欲)が満たされていない状態なのかもしれません。

生きていく上で、生活の糧を得ることと、自由になることの葛藤を繰り返しています。
私は、決して富裕層ではなく、経済的自由には、ほど遠い状況です。
それでも、せめて、85歳を越えた方で、「私が来れる間は、最後まで診てよ」と言われている方のニーズには応えないといけないと考えています。

私は、何ごともなさないまま、いつの間にか、年を取ってしまいました。
この数年、急激に体力の衰えを感じています。

一気に決めないで、どのくらいが適正か見ていくつもりです。