2013年2月10日
物に残すか、思い出に残すか

普通、人には限られたお金しかありません。
十分と思える人はほんのわずかかもしれません。

その限られたお金の中で、どう使うか。
その使い方が人生観を映し出します。

昔、私は、物として残す方が好きでした。
何度も使えたり、なくならないからです。

高校時代に同級生と話をしていて、
もし20万円あったら、物を買うのと、旅行に行くのと、どちらがいい?
と小さな議論をしたことがありました。

私は、物を買って楽しむ方がいいと答えました。
一方、友人は、「旅行に行く方がいい」と主張し、
私は驚きの念を隠せませんでした。

だって、旅行って、大金が必要な割に、
終わってしまうと、何も残らないでしょう?

当時はそう考えていました。
しかし、最近、考えが変わってきました。

後の満足度としては、人生の思い出の方が印象が大きいようなのです。
だって、生きるということは思いそのものですから。

経験ということの重みについて考えるようになりました。

旅は人生観を変えることもある。
豊かにすることもある。

だから、可能であれば、お金を経験と思い出に変える生き方もいいのでしょう。