2019年1月21日
直感も大切にする

最近の人手不足で、応募がめっきり減りました。
特に、パートタイムの募集が厳しい。
正社員でないと、なかなか入りません。

そんな中で、先日、新卒の女の子が応募してきました。

話した感じは、大人しい普通の女の子のようでした。
しかし、なぜか前の職場で退職させられました。
その理由は、告げられなかったので、分からないとのことでした。

その話をしている時の彼女は、涙ぐんで、私たちもかわいそうという気持ちを抱きました。

他の職員も入職してほしいと希望していました。
そのため、採用内定の電話連絡を嫁が入れました。

すると、「少し前に別の所で、採用が決まった」という言葉が出ました。嫁によると、電話ごしに、うれしそうな雰囲気で語っていたそうです。

「ああー」と思いながらも、私自身の内面には、別の気持ちがわき起こりました。

「何か変だ」という気持ちが澱(おり)のように沈殿していました。

最近になって、私は、一度はずしていたダサいネックレスをまたつけるようになりました。
そのネックレスは、プラチナにダイヤモンドのついているネックレスから、わざわざプラチナの鎖をはずし、安物の上部な長めの糸で気にならないよう装着できるようにしたものでした。

糸は、日用品のレベルですが、ダイヤモンドは、1カラットの大きさです。
首につけていると小さく感じますが、指輪だと、まずまずの大きさです。
ダイヤと言えば、高価なものと感じますが、Amazonの特売で入手したものなので、思いの外、安く手に入れることができました。

私は、このダイヤを魔除けとして、内側に隠して、首にかけています。

このダイヤモンドが厄除けとして役立つなら、これでよかったのかと考えてすごしておりました。

その後、少し条件を変えると、いくらかして、別の応募者が現れました。
その方は、いくつかの経歴がありますが、いずれもある程度の期間は続いています。
そして、仕事を辞めた時には、その理由も分かりました。

面接の後を振り返ってみると、その方は、普通の人には逆境に思えることがあったにも関わらず、それを責めず、他のことで、自分のできることを探しているのだと思い当たりました。

みんなにしている適性検査の結果も、面接した印象と概ね合致しました。
そのため、内定の連絡を入れて、今度は、承諾してもらって、現在、勤務しています。

前の子は、応募してきて、ラッキー、断られて、アンラッキー。
しかし、実のところは、結果的には、ラッキーだったのではないかと思うようになりました。

「人生、塞翁が馬」です。
何がよくて何が不運か分かりません。

分からない世界の中で、論理だけでなく、ダイヤモンドがもたらす直観も大切にしていこうと考えているところです。