アルツハイマー病の予防、あるいは、進行を遅らせるためによいと考えられている行動がいくつかあります。
アメリカ国立老化研究所(NIA)のRichard Hodes氏らがいくつかの生活習慣が効果的であるとレビューしました。
合計3000人弱の2群のデータを参考にしました。
研究結果は、「Neurology」オンライン版に掲載されています。
NIA神経科学部門のDallas Anderson氏も複数のリスク要因の関与を知るために役立つとコメントしています。
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脳に健康であるとされた生活習慣は、以下の5つです。
1 中等度から強度の身体活動を行う(かかりつけ医に相談)。
2 禁煙を行う。60歳すぎても禁煙は、健康状態の改善に役に立つ。
3 飲酒は少量〜中等度にする。
4 食事内容に気をつける。
植物性食品を中心にする。例えば、地中海食など。
5 高齢者向けの認知活動を実践する。
読書、ゲーム、講座を受ける。新しい技能や趣味を学ぶ
ということが述べられています。
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いわれてみて、奇想天外な項目はありません。
飲酒については少量がいいのか、止める方がいいのか、個人的には疑問が残ります。
また、この研究では、中等度〜強度の運動を推奨していますが、運動については、かかりつけ医に相談するようにとあります。
散歩のような軽い運動の方が安全で効果的な方もいるはずです。
認知症の進行を遅らせるためにデイサービスを利用するのも、飲酒を除いて、上記の習慣を軽く実行してもらえる可能性があります。