2020年2月18日
高級車が、駐車場に入らなかった

昨年、観察したことです。

最近、お金が儲かっているのか、立て続けに高級車を買っている方がおられます。

当初、BMWに乗っている姿をみました。
その後、BMWに加えて、ベンツと2台車庫だししているのをみました。
朝の通勤時間帯ラッシュで、車庫だしして早く出ていきたい人が多くいる時間帯でのことでした。

ひょっとして、わざと車をみせつけたのでしょうか?

その方は、マンションの最上階に住んでいるようです。
通常階の部屋よりも広くて価格も高額です。

さらに、同じく最上階に住んでいると思われる別の方は、ベンツのSクラスを白と黒の2台持ちで使っています。
所得の高い経営者なのでしょう。

いつもオールバックの髪型で、薄いかばんを手にしています。
車があるにもかかわらず、タクシーも頻繁に使っています。

それは、別にいいのですが、タクシーを長い時間待たせている運転手さんが気の毒になります。
また、混雑した時間帯では、タクシーが停車していることが、他の方の車庫入れのじゃまになります。

その方は、いつも不機嫌そうな顔をしています。
一度も笑顔をみたことがありません。

そういう人も目にします。

昨年の後半、最初に述べた方が、真っ赤な新しいスポーツカー車に乗っていました。
かなり高級なオープンカーみたい。

その新車を車庫入れしようと幾度も試みましたが、入庫することができませんでした。
販売業者と思われる人もやってみましたが、ダメでした。

どうも、横幅が駐車場の規格からはみだしてしまうようです。
どうしてもうまくいかないので、車道によけて停めました。

それから、急遽、空きのある駐車場を探しているようででした。
眉間にしわを寄せて、険しい表情でした。

不景気な時代に高額な消費をするわけだから、社会の役に立っているかもしれません。
あの車は、ポルシェ?
いや、ポルシェだと後ろに文字が書いてあります。

跳ね馬の絵が描かれてあったと嫁が言っていました。
それなら、フェラーリ?
2500万円以上はするでしょう。

そして、最近、思うのですが、どちらの方もしあわせそうな顔をしていません。

高級車を買い増している人は、同じ階の人と張り合っているのかもしれないと邪推することもあります。

お金の魔力、ステータスの誇示、犬でいうマウンティングを霊長類特有の方法で行っているような気がします。

自分にも闘争本能はあります。
しかし、それ一直線ではしあわせになれないことを本能的に脳裏で計算しています。
私は、そういう生き方とは距離を置くことにします。