水道水は街で売られている飲料ほど電解質を含んでいません。また、殺菌のために入れる以外には、意図した微量元素も混ぜていません。 とは言え、水道水が、「鉄くさい」と感じておられる方、あるいは感じたことがある方は割合多いのではないでしょうか? 実際、水には鉄以外の微量元素が含まれ … 続きをみる
当院では、小さなお子さんのADHDの診断を行っていません。 診断基準は、分かっています。 DSM-VおよびICD-10という国際基準の診断の手引きに書いてあります。 数項目の基準が当てはまるかどうかで判断できます。 できます、とはいうものの、実は、グレーゾーンはその診断基準だけで … 続きをみる
以前、うつ病と躁うつ病は、感情障害として、同じカテゴリーとして扱われていました。 しかし、十数年前から、うつ病と躁うつ病は異なる病態として理解した方がよいのではないかという理論が提案され、しだいに普及していきました。 最新版のアメリカの精神疾患の診断基準のガイドラインであるDSM … 続きをみる
デンマーク、フィンランド、スウェーデンなど、北欧の国を中心として、自閉症スペクトラム障害(ASD)と遺伝的因子と環境因子との関連を検討しました。 対象新生児は、200万人以上にのぼります。 その結果、2万ほどがASD診断を受けました。 ASD遺伝率は、幅がありますが、 … 続きをみる
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療薬として、メチルフェニデート(薬剤名:コンサータ)とアトモキセチン(先発薬剤:ストラテラ)が使用されています。 (現在は、インチュニブという新たな薬剤も出ています) ————— … 続きをみる
名古屋大学は、メダカを使って、冬季うつ病を改善できる機序や薬を発見する研究を行っています。 メダカは、小さな生物ですが、集団行動します。 そして、その活動は、夏に活発で冬に低下します。 うつ病は、環境ストレスで発症しやすくなることは、医学的な知見だけでなく、経験的にも広く知られて … 続きをみる
デンマークでの調査です。 20歳超の23万5465例を対象に、ベンゾジアゼピン系薬、Z薬(非ベンゾジアゼピン系薬)、その他の抗不安薬と認知症発症との関連をコホート研究で検討しました。 多変量調整の結果、ベンゾジアゼピン系薬とZ薬の使用はいずれも認知症と関連が見られなかったそ … 続きをみる
昔ながらの和食を食べているお年寄りに長生きが多いという話がある。 今は、「元気な高齢者は肉を食べている」という話題もある。 この説については、肉をとることによって、いくつもの栄養素を摂取できるからと解説されている。 肉を食べているから、元気なのか? それとも、元気だから、肉を食べ … 続きをみる